後藤健二さんとみられる人物が、新たに読み上げたメッセージの全文は以下の通り。
私は後藤健二だ。(妻の名)、日本の人々と日本政府に対するメッセージだ。
これは私の最後のメッセージだ。
ヨルダン政府がサジダ・リシャウィ死刑囚の解放を遅らせているので、私の解放も遅れている。
日本政府は、ヨルダン政府にすべての政治的な圧力をかけるべきだ。時間はもう無くなってきている。
私と死刑囚(リシャウィ)の交換だ。それがそんなに難しいこととは思えない。
彼女はもう10年も刑務所にいる。私は数カ月しか囚われの身ではない。
彼女(リシャウィ死刑囚)と私の交換だ。ヨルダン政府がこれ以上遅らせるなら、パイロットが死亡する責任はヨルダン政府にある。その後、私も殺されるだろう。
私にはあと24時間しか残されていない。パイロットの時間はもっと少ない。どうか我々を死なせないでほしい。
これ以上遅らせるようなことをすれば、我々が殺害されるだけだ。ボールは今、ヨルダン側にある。